砂利底床のハイグロフィラspチャイの育成その後
- 砂利底床水草の成長記録
- CO₂, KH, ハイグロフィラspチャイ, 溶岩砂, 砂利底床
前回の砂利底床におけるハイグロフィラspチャイ育成で色々なことが分かってきたので、レイアウトの修正も兼ねて体制を整えることにしました。

ハイグロフィラspチャイはKHのわずかな上昇も許されない
筆者の水槽は溶岩砂の砂利底床。
溶岩砂はKHの上昇は生じないと思い込んでいたのですが、ホシクサ・キングクリムゾンの生育がイマイチな感じがしたのでCO2を30ppmから50ppmに変更しようとしたところでKHが上昇していることが発覚したのです。
pH降下を1.5から1.7にまで下げようとCO₂の添加量を増やしたところ、換水後1日目はpH5.4まで下がったのですが、2日目はpH5.6、3日目はpH5.8、4日目はpH5.83と毎日CO₂の添加スピードが同じにも関わらず上昇していったのです。(pH5.8からは微妙に上昇)
換水から1週間後、KHを測定してみるとKH0.5からKH0.75まで上昇していました。
この微妙な上昇は1日ごとのKH測定ではまず分からなかったし、ましてやCO₂30ppm添加のときではなおさらKHの上昇は極々わずか。実際全く異変に気付くことなく1年経過しました。(今思えば微妙に水草たちがおかしいところはありましたが)30ppmでもハイグロフィラspチャイはコケが付き始め不調でした。しかもハイグロフィラspチャイはコケついた葉はエビが綺麗にしてくれても復活しない感じ。(だから長期安定化が重要?)
いっそのことKHを2dKHにすればCO2を50ppm添加してもpH5.9~pH6.0までしか下降しないのでKHの上昇はさらに極々わずかになるはず。
だけど、KH0.5に設定しているこの水槽を、今さら2dKHにすればホシクサ・キングクリムゾンやトニナspラーゴグランデは間違いなく溶けるし、他の水草もコケの餌食か萎縮するだろう。
なので選択肢はKH0.5をキープし続けること。
うむむむむ….一体どうすればKH0.5を維持できるだろう?(できれば楽して…)
テトラpH/KHマイナスに頼ることに。そしてえらい目に合う
色々考えた末に筆者が大磯砂で重宝していたテトラpH/KHマイナスに頼ることに。なんとな~くこういうケミカル系に頼るの嫌な感じもするけど、KHの変動がなくなるまではこれに頼らざるを得ない。毎日換水するわけにはいかないし、アニオン交換樹脂で飼育水のKHを下げれば硝酸もCO₂も吸収されてしまう。
pH/KHマイナスは大磯砂の時に経験あるし、KH0.5キープも機械的にできる。
「10ℓの水にpH/KHマイナス1ml添加すれば1dkh下がる。で、90cm(155ℓ)水槽の飼育水が1週間で0.25dKH上昇するんだからテトラpH/KHマイナスは….
155ℓ÷10ℓ×0.25dKH÷7日=1日当たり0.55mlだな!」
そして何も考えずに0.55ml入れた結果…(グロ注意)

pH/KHマイナス添加する時間を全く考慮してませんでした
CO₂を50ppm添加してpH降下法で1.7も降下させている日中の水槽にpH/KHマイナス0.55㎖入れたもんだから、CO₂多量発生しpHが5.4台から5.1台まで急降下。
その結果KHが大幅にリバウンド。消灯前にはpHが5.7台まで上昇していた。(pH/KHマイナスは炭酸塩を中和する際、CO₂が発生する)
この現象はわずか5~7時間ほどの出来事だったのですが、pH降下ともにアルミナ系リン酸吸着材からリン酸が放出され、(pH5.3以下で放出される)pH/KHマイナス投与からわずか1日であっという間に黒ひげコケ増えました。
そこで購入していたエーハイムの鉄系リン酸吸着材に変更するとともに、16:00にCO₂添加ストップ設定しているので、CO₂がある程度抜けpHが6.0ぐらいにまで上昇した時間(20時ごろ)に毎日添加することに。
1日単位のKHの変動測定が不可能なのでpH測定でKH変動を予想
1日当たりのKHの上昇が0.03と極わずかなのでセラKHテストでの毎日の測定は不可能。
しょうがないのでpH測定で推測することに。
CO₂添加は50ppmでpH5.4(換水1日目に測定。2日目はKH変動で変わる)だったので、このpH5.4を基準値にし翌日も、また次の日も5.4を維持できてるか測定。
排水パイプと水位の変動でたまにpH5.5台の時もあったけどpH/KHマイナス0.55㎖でph5.4台をキープできることが分かり一安心。

併せてCO₂を50ppmキープ出来たことで左のホシクサ・キングクリムゾンやホシクサ・クチも好調になった。
ソイルと違い砂利底床は機械的に管理できるので一旦水質を固定出来たら長期間維持しやすい。
2回失敗した組織培養のハイグロフィラspチャイ。3回目にようやく成功

水上葉から転換させたハイグロフィラspチャイの生育が良くなったのでこのタイミングなら!?と今まで2回失敗した組織培養のハイグロフィラspチャイに3回目のチャレンジ。写真は組織培養のハイグロフィラspチャイを植え付けて3週間目の水槽。なぜか一かけの葉も溶けることなくスムーズに水中葉に転換。KHをとことん安定させたせい?ちなみにチャイの左隣にあるブセファランドラspホワイトも便乗して再チャレンジ。
組織培養のハイグロフィラspチャイはこれまで2回失敗して植え付け1週間足らず溶けエビに平らげられました。
なので今回も5000円捨てる気で?組織培養のハイグロフィラspチャイを購入。
そして勢い余ってなぜかブセファランドラspホワイトも4500円捨てる気で購入。
ブセは水上葉から転換させたチャイが調子よくなったので便乗で。
(購入時は今なら何でも育てられる気がした)
どうせ貯蔵養分足らずに溶けていくんだろうな~と思いながら植え付け完了。
ところが今回は1枚の葉も溶けることなくすべての葉がスムーズに水中葉へ転換したのです。
う~む。やはりKHの安定化が何よりも重要な要素だったのかもしれません。
またAPT3をちょっと多めに添加したところ葉色が1日足らずで濃いピンク色なったことから「底床肥料より液肥が有効」ということが分かり、現在はAPT3を毎日5プッシュで維持しています。
これが功を奏したのか3週間経った今でも全くコケはつかないし安定した生育を維持できるように。
悪夢再び…..
。。。。。エーハイムのリン酸吸着材….KH上昇始めました。
もちろんためらわずに捨ててやりました。
エーハイムのリン酸吸着材仕込んで2日目。どうもKHの上昇幅が大きすぎるような気がし調べてみたところ、
水酸化鉄の水酸イオンがCO₂添加ストップ後pH上昇してきたタイミングで残留CO₂と結合し重炭酸になるようです。日中は全く変化がなかったの気付かなかったのですが、夜間にKH上昇させていたようです。
危うく組織培養のハイグロフィラspチャイも溶かすところでした。
良く洗わずにフィルターに仕込んで水酸化鉄が水中に舞ってしまったためか、捨てた後も4日ほどKH上昇幅が大きく変動しておりました。
色々失敗だらけの筆者の水槽ですが、もうこれからこんなこと起きないし起こさせない!と固く胸に誓うのでした。(あと2回ぐらいはなんか起きそうだな!)
また変化がありましたらここに記載します
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