砂利底床におけるロタラ・トゥルナデンシス育成成功のカギ
- 砂利底床水草の成長記録
- CO₂, KH, ロタラ・トゥルナデンシス, 溶岩砂, 砂利底床, 脱窒
結論から言うと砂利底床のロタラ・トゥルナデンシス成功のカギはやはりKH低めと硝酸濃度を安定させることでした

2hrのこちらのページにも記載されているとおり、ロタラ・トゥルナデンシスの成功のカギはKH低めで安定させ、何より硝酸濃度を安定させることでした。
硝酸濃度は底床肥料が効いてる限り0ppmでも良いし10ppmでも安定していれば成長はします。
ただ硝酸濃度を安定させることが意外と難しくたとえば
・トリミングの後
・水草の繁茂しすぎ
・底床肥料を追肥した後
・換水後などのKHの変動による成長の鈍化、停滞
・CO2濃度の不安定による成長の鈍化、停滞
などなど硝酸濃度が急に高まるなんてことは、普通に管理していても生じやすいです。
とくに筆者の水槽のように砂利底床だと2か月に1回は底床肥料を追肥する必要があるし、追肥前後にトリミングの必要もあったりで、そのたびにロタラ・トゥルナデンシスの成長が停滞、または下位葉が溶けだすといったことが観察されました。

ロタラ・トゥルナデンシス成功のカギは硝酸ゼロバウンドという手法
硝酸ゼロバウンドシステムは2hrアクアリストに広く取り入られている手法で、1日の水草の成長に必要な分だけ硝酸を与え毎日の硝酸濃度を結果的に0ppm抑えるという手法です。
2hrだけでなく多くのアクアリストがゼロバウンド手法で液肥の管理をしている方が多いですが、筆者の場合、砂利底床なので頻繁に底床追肥する必要があり液肥でコントロールというのがかなり難しい環境でした。(というより頻繁な硝酸濃度の測定や換水がメンドクサイ)
そこで導入したのが脱窒です。
脱窒によるゼロバウンド導入後、溶けたロタラ・トゥルナデンシスがすくすくと成長始めました!
脱窒システムにはいくつかの方法がありますが、簡単に手っ取り早くできるのはフィルターにKOTOBUKIのドクターバイオを入れ、テトラ ナイトレイトマイナスを毎日サーフェススキマーから添加する方法かなと思います。
この方法で筆者の水槽は硝酸濃度10ppm前後から4日後に0ppmになりました。あとは毎日ナイトレイトマイナス4mlを添加していけば、APT COMP (APT3)規定量5プッシュ添加していっても毎日0ppmになります。
ちなみに筆者の90cm水槽の水量は155ℓ。対してフィルター流量は1950ℓ/hとアホみたいにデカく濾過槽に酸素回りまくりですが、ドクターバイオは酸素のある環境でも機能できる脱窒菌なので炭素源さえ与え続ければ全く問題なく脱窒が機能します。
脱窒によるゼロバウンドで何をやっても水質が安定維持できるように
脱窒を導入してから色々なメリットを感じたので列挙してみました。
・大規模なトリミング後でも硝酸濃度が安定していてコケが増えない
・水草の植え替えによる肥料流出時もコケ増えない
・底床肥料の追肥を多量にやってもコケ増えにくい(多すぎるとやはり増えます…)
・硝酸が急激に増えないので水草の成長阻害が全くない
・何かやるたびに液肥の増減を考慮しなくてよい
とこのように通常の管理で硝酸が増えてコケも増えそうな場面は全て無くなり換水や硝酸測定もしなくて良いし、砂利底床でも管理がめっちゃ楽になりました。
おまけでここに至るまでのロタラ・トゥルナデンシス経過観察記録を記載しておきます。
ロタラ・トゥルナデンシス4か月の経過観察記録

植え付け2週間後。本株はほとんど溶けてますがようやく脇芽が3本ほど成長してきました。が硝酸濃度が不安定なためかほとんど停滞してる状態。


5週間目。硝酸が10ppm付近までジワジワ減ってきてようやく成長再開。3本の脇芽が成長し取り合えず切り分けて植え付け。でも本調子までとはいかないです。この時点でCO2を30ppmで維持していたのですが、ホシクサ・キングクリムゾンの成長が良くなかったためCO2を50ppmに変更。今まで溶けださなかった炭酸塩が溶けだし、KHが1日当たり0.03dKH上昇。調子良かったハイグロフィラspチャイが一気にコケだらけに!この日からテトラpH/KHマイナスを1日0.5ml添加することにしました。添加するときの注意点はCO2の添加ストップ後、3時間ぐらい経った後で添加すること。CO2が抜けてない状態の水槽に添加するとpHが急降下し(とくにKHが低い水槽)さらにKHが上昇してしまうので、添加するときは夜間が良いです。









ロタラ・トゥルナデンシスの1日当たりの硝酸投与量はどれぐらい?
正直どれぐらいの投与量が必要なのかは全く分かりません。
APT COMPはざっくり計算すると1プッシュ(1ml)で36mgの硝酸が投与されることになります。
筆者は155ℓ水槽に毎日3プッシュ与えていました。
なので1日の硝酸最大濃度は0.696ppmです。
これが毎日午後にはほぼゼロになるので、果たして硝酸が多量に必要かどうかは分かりませんが、我が家のロタラ・トゥルナデンシスを見る限りは、濃度が低くても高くても一定であればちゃんと成長すると言えそうです、が不安定だと調子を崩すのは間違いないと考えてます。
10ppmを維持しようと試みたこともありましたが、何かの管理を行うたびに硝酸濃度を測定する必要があり、かなり難しいです。(ていうか、かなり面倒です)
やはりゼロバウンド手法が最も安定させやすい感じがします。これに脱窒システムを構築したおかげで、毎日0ppmにリセットされるので計算する必要も測定する必要もなくなって機械的に液肥与えるだけになりました。
脱窒ゼロバウンドを構築してぜひロタラ・トゥルナデンシスにチャレンジしてみてください!